すずけんメモ

技術メモです

Shibuya.go#2 を開催しました

昨日 Shibuya.go#2 を開催しました!参加していただいたみなさま、どうもありがとうございました。

shibuyago.connpass.com

そして発表者のみなさま、発表どうもありがとうございました。リンクを貼っておきます。

テクニカルトーク

bokko.hatenablog.com

sfujiwara.hatenablog.com

LT

konboi.hatenablog.com

今回も多くの方に集まっていただいて、色々と技術的な話含めて楽しめてよかったです。

  • 仕事でGoを使われている方は3,4割程度といったところでした。
  • 圧倒的Slackユーザ率
  • Soralisユーザはお二人・・

懇親会ではMakefile便利だとかhostファイルの話をしたりとか最初から🍺を飲むと眠くなるというデメリットもある、という話をしたりしました。また次回、5月頃に開催予定ですので、お気軽に参加していただけると幸いです。

Shibuya.go#2を開催します!

Shibuya.goの2回目を開催します!

Shibuya.go#2 - connpass

前回 Shibuya.go#1を開催しました。 - すずけんメモ に引き続き、弊社オフィスにて開催します!前回も盛りだくさんで、懇親会もだいぶ色々な話ができて楽しかったので今回もまた色々なお話ができれば嬉しいです。

Shibuya.go#1を開催しました。

今週の火曜日に Shibuya.go#1 - connpassを開催しました。ご来場していただいた皆様、発表者の皆様、どうもありがとうございました。

渋谷近辺、都内近郊でGoを書いている人ともっと会いたいなぁと思い、今回開催するにいたりました。私は普段から仕事でも仕事以外でもGoを使っているのですが、どうもあまりGoを書いている知り合いがあまりいないのでせっかくだし開催してみようと思ったのでした。人が集まるかなぁと思いつつ募集してみたら嬉しいことに多数の参加申し込みをいただき、抽選となってしまいました。参加できなかった方々申し訳ありません・・。

発表資料をまとめておきます。発表者のみなさま、どうもありがとうございました。

また発表後も飲みつつ、色々なお話をすることができました。Goの集まりでしたがPerl感があったとの噂です。また来月も開催予定ですので、是非また参加していただけると幸いです!


その翌日(おとといですね)は Go 1.6 Release Party - connpass に行ってきました。主催者のみなさん、会場を用意してくださったはてなさん、どうもありがとうございました。こちらも楽しい会で、残念ながらGo 1.6はパーティー前にはリリースされなかったのですが、Gopherのみなさんとお話できて楽しかったです。 Go 1.6 is released - The Go Blog にもあるとおり、Go 1.6はリリースされました。私もさっそく今日一部のサーバにGo 1.6でビルドしたものをデプロイしました。

Travis CIを利用した継続的な成果物の配置

こんにちは。 @suzu_v です。 Advent Calendar 2015 18日目 休載のお知らせ - VOYAGE GROUP techlog とのことだったので代打で書いてみます。*1

いま私が所属している fluct ではCIの一部にTravis CIを利用しています。用途としては、

  • 継続的なテスト
  • 継続的なビルド

というところを担当しています。今日は簡単に、

の紹介をします。

Travis Artifacts

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travis-ci/artifactsTravis CIのアドオンとして利用されているもので、ビルド済みのartifactsを扱うことができます。私たちは一部のバッチやAPIサーバの実装について、Travis CIを利用したビルド及びs3への転送を行っています。

プロジェクト構成は概ね以下のようになっています。この場合Goのアプリです。

github.com/your-username/your-reponame
    .travis.yml
    Gomfile
    Gomfile.lock
    Makefile
    ci.mk
    cmd/myapp.go
    kuke.go
    kuke_test.go

.travis.yml には以下のように設定しています。

sudo: false

language: go

go:
  - 1.5.2

before_script:
  - export PATH=$HOME/gopath/bin:$PATH

install: make -f ci.mk deps

script:
  - make -f ci.mk test
  - make -f ci.mk build

addons:
  artifacts:
    paths:
      - $(git ls-files -o --exclude-standard | tr "\n" ":")
    debug: true
    bucket: your-bucket
    target-paths: artifacts/$TRAVIS_REPO_SLUG/$TRAVIS_BRANCH
  s3_region: "ap-northeast-1"

このようにすると s3://your-bucket/artifacts/your_user_name/your_repo_name/branch_name 以下にビルド物が展開されます。例えば github.com/suzuken/gs のmasterブランチのビルドに対しては s3://your-bucket/artifacts/suzuken/gs/master 以下に成果物(artifacts)が配置されます。Pull Requestを出した場合にも同様で、トピックブランチごとのartifactがs3に配置されます。テストをするサーバ側ではこのartifactを aws s3 cp などで取得し、利用することができます。ちなみにブランチ以外にもcommit hashやtagごとに出す、ということもできます。詳しくは travis-ci/artifacts をみてください。

git ls-files -o --exclude-standard | tr "\n" ":" というのはざっくりいうと「git管理下では無いファイル」をリストする、ということをしています。こうすることでビルドされたものだけs3へのアップロード対象にすることができます。

ci.mk というのはCI用のMakefileです。Makefile は開発用に、 ci.mk はCIで使うように、と分けています。実際にそれぞれやっていることはあまり変わりませんが、こうすることでプロジェクトごとのCI用のマクロを揃えておくということがやりやすくなります。例えばJavaのプロジェクトでもこの仕組をつかおうとしたときにでも、 make -f ci.mk install test build すれば成果物ができる、という取り決めにしておけばよいのです。

実際に ci.mk の中身は以下のようになっています。(プロジェクトによって若干異なりますが、Goのプロジェクトだと概ね以下のようになります。)

.PHONY: install build test deps

BRANCH := master
GOOS := linux
GOARCH := amd64

deps:
  go get github.com/mattn/gom
  gom install

test:
  gom test -v ./...

build: myapp.$(GOOS).$(GOARCH).gz
   -rm myapp.$(GOOS).$(GOARCH)

myapp.$(GOOS).$(GOARCH):
  GOOS=$(GOOS) GOARCH=$(GOARCH) gom build -ldflags "-X=main.version=$(shell git rev-parse HEAD)" cmd/myapp.go
  mv myapp $@

myapp.$(GOOS).$(GOARCH).gz: myapp.$(GOOS).$(GOARCH)
  gzip -f $<

clean:
   -rm -rf myapp.$(GOOS).$(GOARCH)
   -rm -rf myapp.$(GOOS).$(GOARCH).gz

依存の管理には mattn/gom を利用しています。Go版のBundlerのようなものです。s3への転送は myapp.linux.arm64.gz だけを配置する、ということにしたいので適当に整理しています。

Travis CIからS3への転送についてはcredentialが必要になります。これはTravis CIのプロジェクト設定で、環境変数から読み込ませることができます。 Uploading Artifacts on Travis CI - Travis CI に書いてあるとおり、リポジトリの設定から以下を設定します。

ARTIFACTS_KEY=(AWS access key id)
ARTIFACTS_SECRET=(AWS secret access key)
ARTIFACTS_BUCKET=(S3 bucket name)

Bucketについては .travis.yml に設定してもよいでしょう。Travis CI側ではtestが通らないとbuildが実行されないようにしているので、これでビルドが通ったもののみs3に配置される、ということになります。

以上、簡単ですが代打でした。明日は @qooh0 さんです。

小ネタ

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*1:決してTravis CIのビルドが詰まっているので息抜きに書いているわけではありません。 Travis CI Status - Start delays on legacy precise infrastructure for travis-ci.com (private) builds

aws-cliのs3api put-objectでContent-MD5ヘッダをつける

put-object — AWS CLI 1.9.2 Command Reference をみると --content-md5 オプションがある。 PUT Object - Amazon Simple Storage Service にあるとおり、

To ensure that data is not corrupted traversing the network, use the Content-MD5 header. When you use this header, Amazon S3 checks the object against the provided MD5 value and, if they do not match, returns an error.

ということでオブジェクトの完全性をチェックするには Content-MD5 ヘッダをPutObjectリクエストにつけるとよい。

AWS Developer Forums: awscli put-object --content-md5 trouble ... でもハマっている人がいた。最初 md5 とか md5sum コマンドでやっていたのだが、これだとhexになったのが出てくる。 https://www.ietf.org/rfc/rfc1864.txt にもあるとおり、Content-MD5ヘッダに設定すべきは base64(md5) であり base64(hex(md5)) ではない。ということでこれをまとめて aws s3api put-object をつかって書くと以下の様にして実現できる。

# s3://your-bucket/your-key-prefix/obj に カレントディレクトリのobjをPutObjectする。
aws s3api put-object --bucket your-bucket --key your-key-prefix --content-md5 `openssl dgst -md5 -binary obj | openssl enc -base64` --body obj

APIを適当な言語で使っている場合にはmd5 sumのbinaryをPipeして組み立てればよいのだが、cliだとうっかりハマってしまった。ちなみにresponseのETagはPutしたObjectのmd5 checksumのhexが返ってくるので、これも合わせてチェックするとさらによいだろう。 レスポンスの例は以下のとおり。

{
    "ETag": "\"a41422711fcbb0982991580e0d4799f6\""
}

これは md5sum -q obj の結果と等しくなる。ただしMultipart Uploadの場合には必ずしもそうはならないので、留意すること。

vim-go-extraからvim-go に移った

ずっと vim-jp/vim-go-extra をつかっていたのだけど、oracleとかvetとかもろもろ扱いやすくしたいなと考えていたらもう fatih/vim-go でいいか、と考えてvim-goに移った。

前から dgryski/vim-godef を重宝していて、Godocをみるよりもソースに飛んでドキュメントとコード両方みる、みたいなことをしている。vim-goだとデフォルトの gd の挙動がカレントバッファにジャンプ先を表示してしまって使いづらかったのでaliasを足しておいた。

nmap gs <Plug>(go-def-split)

ということで gsgodef をつかうようにした(sleepさんごめんなさい・・)。ちなみにsplitでみるのは私の癖で、実装元のコードと実装しているコードを並べて見ながら書く癖があるためである。並んで表示されていないと、すぐ忘れて行ったり来たり・・というのを繰り返してしまうのである。

vim-goにして3週間ほど経つけど問題ないので、ひとまず使い続ける予定。